狂人とはなにか

罪と罰〈下〉 (新潮文庫)

罪と罰〈下〉 (新潮文庫)

下巻まで読了しました。
上巻前半部分のもっさりとした感じから、下巻は盛り上がりが恒常的に続いているような印象を受けました。
セリフが長いのは相変わらずですが。
解説には、物語における主人公の思想が最終的にはある人物の思想に負けてしまいクライマックスを迎えるとあった。
主人公の思想、生き方、にはある種狂気染みたものがある。
物語中でも主人公は何度も狂人ではないかと疑われている。
著者のドストエフスキーも解説を見る限りではだいぶ波乱万丈な人生を過ごしたようだ。
波乱万丈、狂気とまではいかなくても、自分も何か残していきたいものである。


小説はしばらく休憩して新書を渉猟していきたいです。