正月帰省時の話

祖父:田母神の言ってることは当たり前なんだ!
祖母:でも日本が侵略したのは事実じゃない。
 父:いや、だからね・・・


なんて論争をしてたもんだから
渡部昇一さん御存じかしら?」と質問したら次の日にこの本を頂きました。

自分の品格―ぶれない生き方、ゆるぎない自信

自分の品格―ぶれない生き方、ゆるぎない自信

「日本人の歴史」を語りつつ、自己啓発に誘うという形式をとっている。昔の日本人はこうだった、こんなすばらしかったという風で懐古主義的な部分が多々あった。特に後半。
その他、自家撞着に陥っているのではと思しき箇所もあったり、またジェンダー的に非常に偏っているという印象を受けた。セックスとジェンダーの違いがあまりに曖昧模糊としている。


後半で気になったのが、教育の箇所。尊敬する人物、目指すべき人間はなぜ日本人でなければならないのか。目線が国内に向きすぎている。
最後に、全体的に歴史に関する叙述が"浅く"感じてしまった。