ナショナリズムとパトリオティズム
- 作者: 夏目漱石
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1989/05/16
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人間の複雑さ、善悪の葛藤、そういったものが先生と、Kを通して如実に描かれている。
- 作者: 生井英考
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/11/15
- メディア: 単行本
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こころもBOOKOFFなんですけどね。
著者はこの分野の専門家ではないが、アメリカの特徴というものをよく捉え、非常に丁寧に解説している。
著者によると、第一次世界大戦時のアメリカの陸軍は世界的にみても貧弱きわまりない地上軍として有名な存在であり、戦争を、常備軍を嫌っていたという。
今のアメリカの姿からは非常に想像し難いものがあるが、このような視点が欠けていたことは自分自身反省しなければならない。
『抵抗の同時代史』での節「「郷土(パトリ)」なきパトリオティズム」というフレーズがよく頭に浮かんでくる。パトリオティズムはナショナリズムの素地でもある。しかしナショナリズムが行き過ぎると、パトリにも害を起こす場合がある。
その場合における人々の中のパトリオティズムとナショナリズムの関係はどのように渦巻いているのだろうか。