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若者殺しの時代 (講談社現代新書)

若者殺しの時代 (講談社現代新書)

1980年代から「若者」というジャンルが作られ、そこからおとなが若者を搾取していく構造を徐々に作っていった。
特にその大きな転換は1983年で、多くの事象が1983年を境に変化を起こしたとしている。


著者の文体が非常に挑戦的だったのが気になる。
「若者」が搾取されていく過程は肯定できるものだが、その個々の事象についての考察は極論が過ぎている印象を受ける。
またジェンダー的な点においても問題がある部分が多々あった。