戦略爆撃の思想

戦略爆撃の思想―ゲルニカ・重慶・広島

戦略爆撃の思想―ゲルニカ・重慶・広島

ゲルニカ重慶・広島へと続く戦略爆撃の思想の系譜を辿る。
本書では重慶爆撃について重点が置かれており、軍部の爆撃へと至る経緯、使用された爆弾の詳細、
爆撃下の重慶の生活、国民党・共産党の関係等詳細に述べられている。
著者は戦略爆撃の思想の「負の大円団」が広島の原爆での光景であり、
日本はその観点から「核」への告発はできないとしている。
戦略爆撃の思想は二次大戦後も続いており、近年のアフガン・イラク戦争にも引き継がれている。