空爆の歴史
- 作者: 荒井信一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/08/20
- メディア: 新書
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戦略爆撃は「戦意」を挫くものとして進展した。
ゲルニカ、重慶、東京、ベルリン等様々な個所での空爆への過程とその威力。
高性能爆弾、焼夷弾、毒ガス弾の三つの機能を極限まで高めたものが原子爆弾と言える。
第二次世界大戦後のベトナム戦争や各地の独立戦争、近年のイラク・アフガン戦争にも触れている。
残念なのはビキニ水爆に関して。
第五福竜丸への被曝のみにしか触れず、マーシャル諸島の人々への言及がなかった。
「被曝」を振りかえるにはトランスナショナルになるべきである。