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社会学入門―人間と社会の未来 (岩波新書)

社会学入門―人間と社会の未来 (岩波新書)

丸山真男が「無責任の体系」と名付けているように、一人ひとりが明確に自分で考え、自分で主張するということをしなしで、「みんなの意見」に逆らわないように、「時代の流れ」にのりおくれないように動いていく…」その結果戦争に突入していったとある。
現代社会でも大して変わっていないのか、北朝鮮関連の報道を見ているとそう思う。「考えることをやめないこと」それが何事においても重要ではないか。
「関係の絶対性」という概念も興味深い。本書では絶対的な敵対の観念のみしか扱っていないが、その概念は明確な敵対関係のみならず様々な範囲で応用できるものだと思う。