まだ途中だけど

TBS「久米宏のテレビってヤツは!?」にて。
姜尚中「日本は戦後60年戦争をしてきていないんですよ。」


どっちが本音か。
テレビなので重要な発言がカットされた可能性もあるが。
あるいは姜自身がテレビを意識し、民衆に迎合的な態度をとったのか。あるいはとらされたのか。どちらにしろテレビの恐ろしさを感じた。


本書の内容は非常に興味深いものだった。
「戦後」という定義から考え直している。
日本が発展した影響には朝鮮戦争がある。
そのことは教科書でも教えられているが、
戦争によって日本の経済が発展したという
意識は自分自身含めてあまり共有されていないものだと思う。
その点に関しては勉強になった。

また、北朝鮮に対する姿勢も勉強になった。
対話か、強硬かという論しかでてこない日本のメディアだが、
その単純構図ではなく、「北朝鮮に自由のウイルスをまき散らす」ことによって北朝鮮との交渉を行うべきとしている。
知識の組み合わせ、応用方法のレベルが違うと感じた。