東京裁判への道 下

東京裁判への道(下) (講談社選書メチエ)

東京裁判への道(下) (講談社選書メチエ)

上に続いて。メインは東京裁判というよりもその過程。
下ではA級戦犯容疑者釈放について、細菌・毒ガス戦について詳しい。
個人的には石原莞爾松岡洋右広田弘毅あたりに興味を持った。
むすびの最後にはニュルンベルク裁判・東京裁判の現代的意義についてコンパクトに述べている。
「人道に対する罪」や「通例の戦争犯罪」は形を変えて国際慣習法として確立したことを
評価している。また国際刑事裁判所の設立にも触れている。
本書が著された2006年時点で
「裁判の第一次資料を発掘、分析してあらたな東京裁判像を作り上げようとする
研究者は10人にもみたないのが現状」なのには驚いた。


日ハムおめでとうございます。
個人的MVPは是非糸井選手に!!
明日は台風です。