現代日本思想論

現代日本思想論―歴史意識とイデオロギー

現代日本思想論―歴史意識とイデオロギー

日本の思想を概括する。
現代と銘打っているが、丸山眞男についても1章費やしており、主に戦後思想について扱っているものである。
個人的関心が高いのは三章の「天皇制批判の展開―講座派・丸山学派・戦後歴史学」である。
様々な立場の天皇制研究者を取り上げ、その展開を描く。
また本書全体に言えることだが、取り上げた多くの知識人に対しては鋭い批判が多く、
厳しい評価がくだされている印象を受けた。
あとがきでは9.11後の世界を論じている。
それまでの主題とは異なったものを扱っていることから、
9.11とそれに続く状況が安丸に大きな衝撃を与えたことが推測される。


今日はF1ナイトレースです。
10時からなので久しぶりに終わりまで見れそうなのもいいですね。